〜恵林寺〜
大庫裡の入り口から、本堂に入りましょう。
この言葉は、織田軍が潜伏し保護されていた、
武田の者を引き渡すように、快川和尚に命じたが、
拒否されて、怒った信長はこの三門に和尚や、
約百人の僧侶を封じ込めて火を放ったそうです。
その際に快川和尚が述べた一句なんだとか。
常人には言えない、究極の負け惜しみかもしれません。
今度は、武田家の菩提寺の乾徳山恵林寺に
きました。
恵林寺は１３３０年に夢想国師によって、
開かれたのですが、武田氏を滅ぼした、
織田信長によって、焼き払われています。
うぐいす廊下って、歩くとキュッキュッって
音がするのよね。
だから、
難しいわね。
もちろん、走ったりしちゃダメだけど。
こちらがあの有名な三門です。
“心頭滅却すれば火も自ずから涼し”
って、よくお聞きになることもあるでしょう。
”んなこと、あるわけない”って思ったりしてたの
ですが・・・・・・・・・。
この奥に武田不動尊が安置されています。
信玄さんをモデルにして、彫ったそうなんだけど
暗くってうまく撮影出来なかったの。
ごめんなさい。
皆様も一度ぶどう国に来ていただいて、
実物をご覧になっていただきたいわ。
信玄さんがどんなお顔だったかって、わかるから。
ほー。
なんか磨き上げられた木の艶が美しいわね。
ながい廊下だったから、キュッキュッって
音を立てるのを十分堪能したわよ。
この先に明王殿があるのね。
信玄さんの説明があるけど、その隣には、どうどうと
“うぐいす廊下”って看板が出てるぅ！
玄関には住職 不晦件南條大亨老大師？
が書いたという“風林火山”の屏風が
あります。
ずんずん中にすすんで、本堂の様子を
見に行きました。
焼き打ちにあったから、建物はほとんどが
徳川家康に再建されたものばかりなんですって。
でも国の重要文化財になっているものが
多いのよ。
